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スターリングシルバーのアールデコ・ロニエット

¥19,800税込

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(私の母のコレクションだった物です。実際に使用しておりましたが、長らく使用しておりません。)

時代 1930年代頃
素材 シルバー、ガラス
眼鏡の幅 約24.6mm
眼鏡横の長さ 約81mm
ハンドルのサイズ
約56.8mm
重さ 約18.8g


この美しいロニエットは、折りたたみ式の2枚レンズを備えた老眼鏡(拡大鏡)でありながら、まるでジュエリーのような存在感を放ちます。スターリングシルバーで作られたしっかりとした本体に、アールデコらしい幾何学と花模様が繊細に彫り込まれ、実用品でありながら優雅な装飾品としても成立しています。
留金を上げると、まるで機械仕掛けのように中からレンズがスッと現れる仕組みは、当時の職人技と工業デザインの粋を感じさせます。このロニエットにはマルカンがついておらず、チェーンで首から提げるスタイルではなく、あえて手に持って使われるタイプ。繊細な手袋の指先にそっと添えて、エレガントに取り出すその所作までもが、洗練された貴婦人の美意識を表していました。
なお、このロニエットは本格的な老眼鏡としての度数は備えておらず、現代の眼鏡のような正確な視力補正には向きません。しかし、私自身がそうであるように、老眼が始まりかけた方や、ちょっとした細かい文字を見る際には少し役立つ程度の拡大力があります。あくまで弱めの拡大鏡としてお考えいただくのがよろしいかと思います。

19世紀末から20世紀初頭にかけて、眼鏡はそれまでの医療器具的なイメージから、次第にファッションアイテムへと昇華していきました。特に1920〜30年代のアールデコ期には、機能美と装飾性が見事に融合した品々が多く生まれ、このロニエットもその流れを汲む一品です。
幾何学と自然モチーフの調和は、女性の自立と美意識の変化をも映し出しています。
視力を補うためだけではなく、持つ人の品格や美的感覚をも映すこのロニエットは、今なお、時代の空気と上品な気配を纏った、特別なアンティーク小物ですね。

※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。

※ 90年程前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。
時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。
但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。
アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。
m(_ _)m


※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。

※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。

FW200325-1829

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