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バロックパールのオウムのエナメル 15金バーブローチ
¥59,800
時代 20世紀初頭頃 素材 パール、15金 パールサイズ 約6.8×4.6mm バーの長さ 5cm オウム長さ 26mm 重さ 3.2g 15金ゴールドのバーに愛らしいオウムが留まっている、20世紀初頭のエナメルブローチ。 オウムの胴体部分には、自然が作り出した不規則な形状が魅力的なバロックパールが使用されていて、その輝きがひときわ目を引きます。 お顔や尾には鮮やかなエナメル彩色が施され、生き生きとしたオウムの表情が本当に可愛いのです。 バロックパールは、その独特な形状が自然の美を象徴していて、均一な真珠とは異なる自由な魅力を持っていますよね。 このブローチでは、その不均一さがオウムの体の柔らかさやリアリズムを引き立てていると思います。 エナメルは時間をかけて職人が手作業で仕上げたもので、色彩の細やかなグラデーションが全体に生命感を与えています。 このようなブローチは、アールヌーヴォー後期からアールデコ初期にかけての時代に特に人気を博しました。動植物をモチーフにしたジュエリーは、この時代の自然愛好の精神を体現していて、日常の装いに個性と華やかさを添えるアクセサリーとして愛されたのです。 また、オウムはジュエリーにおいて「知恵」や「コミュニケーション」、さらには「愛情」や「忠誠」を象徴するとされています。 19世紀後半から20世紀初頭にかけて、ヨーロッパではエキゾチックなペットを飼うことが富裕層の間で流行しました。 オウムやカナリアなどの鳥類はサロンや庭園で飼われる華やかな存在だったのです。 これに伴い、鳥をモチーフにしたジュエリーも特別な意味を持つものとして人気を集めたのでした。 このブローチも、そうした時代背景の中でエキゾチックな趣味や自然への憧れを表現する特別なひと品だった事でしょう。 なお、オウムの尾部分にはよく見ないと分からない程度のエナメルの経年による消失が見られますが、お顔のエナメルは完璧で、全体の印象を損なうことはありません。この小さな経年の証が、このジュエリーが歩んできた歴史を物語る一部となっています。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※ 100年以上前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。パールは目立つキズやカケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。
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ジョージアンモーニングブローチ
¥38,000
時代 1817年 素材 パール、水晶、ペーストガラス、9kゴールド ブローチサイズ 縦18mm×横22mm ペーストガラス 直径約3.3mm 漆黒のフレンチジェットペーストガラス、 小さな小さなナチュラルパールの表面はいくぶん時を経てきた雰囲気がかえって美しさとなって見え、その中央の水晶で閉じられたコンパートメントには愛する人の髪の毛を丁寧に編み込んで、大切にしまった、204年前のジョージアンモーニングブローチ。 ペーストガラスと聞くとなんとなく安価に思いがちですが、当時のペーストジュエリーの製作には高度なスキルを要し、その美しさからも、立派なジュエリーとして王侯貴族などからも高く評価されました。 当時は高価なダイアモンドの代替品をして作られたペーストガラスですが、ペーストの底にフォイルを当てることにより、グラスの発光をさらに引き出したり、硬度の高いダイアモンドと違い、柔らかく扱いやすいペーストは、多面にファセットが施されたり、様々なシェイプに削り作る事ができたのです。 アンティークジュエリーの中でもジョージアン時代の物はその希少性からも価値が高く扱われている、 そんな貴重な小さな小さなブローチです。 そこには沢山のストーリーが詰まっている事でしょう。 ブローチの裏側には John Dopken (か、Dofeken) Ob(?) 11 June 1817 alt(?) 46 In Life belsvesl In Desthlsment と彫られています。 アンティークは大好きだけど、流石に髪の毛は…という方も少なからずいらっしゃる事と思います。 私は常々過去に生きたい人より今生きている人の方が恐ろしとさえ思う事があるタイプの人間ですから、こうした髪の毛は気にならないのですけどね。 逆にどんな方だったのかしら? などと過去へタイムトリップしたりして楽しんでおります。 でもこればかりは人それぞれですから、好き嫌いがはっきりと分かれるカテゴリーだと思います。 胸元のワンポイントとして、控えめながらも、そこどこの物とは別格の存在感を放っていくれるひと品です。 二百年という歳月は、このブローチに格別な表情を与えていますね。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違いますのであらかじめ上に記載のサイズをご確認下さい。 ※ 200年以上前の古いお品物とあり、キズ、スレがございます。 現行品の様な完璧な物をお求めになりたい方はお控え頂きたく存じます。m(_ _)m アンティーク品特有の風合いとして感じていただける方のご購入をお願い致しております。m(_ _)m
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エナメルヴィクトリアンブローチ
¥98,000
時代 1883年 素材 エナメル、14kゴールド サイズ 約13mm 僕が悪さをしてしまったの、ご主人様にわかってしまったかな? ごめんなさい、あまり怒らないでね。 とでも言わんばかりの愛くるしい表情が可愛らしいエナメルブローチのご紹介です。 人間と犬の繋がりは今も昔も変わらず、犬や猫が主役の作品を度々みますよね。 こちらはおそらく貴族階級の紳士がオーダーで作ってもらった物と思われる特別なひと品です。 きっと特別な思いを持って、犬のご主人様だった紳士の方はこのブローチをオーダーし、身に付けていた事と思います。すでにご主人様もワン様もこの世ではない遠い場所に旅だっていますが、このブローチを通して、1人+1匹の関係に暖かいぬくもりさえも感じるのは、私がアンティーク好きでもあり、犬好き(猫も好き、動物大好き)だからなのでしょうか。 犬を飼った事がある方はわかると思いますが、この目、しますよね!少し上目づかいの表情。 ブローチを左胸にして、下を見ると上目づかいのこの子と目が合うような構想になっています。 こんな目をしてご主人様を見つめていたのでしょうね。舌をペロッと出した感じといい、可愛いがられてきた幸せな犬だった事がうかがえます。 さて、こちらのブローチはエナメルで出来ています。 エナメルとはガラスの粉を水に溶かして描き、焼き付けるもので、ガラス質のため、艶やかな光沢があり、その煌めきは宝石にも匹敵します。 私も高校生の頃に所属していた美術部でエナメルを焼いた事がありますが、それはそれは思い通りにならないといったら、びっくりするヘンテコな作品が出来上がりました。 そんな難しい技術を持ってこそ、髪の毛のフワフワ感や、目や鼻の艶感を出す事ができるのでしょうね。 職人が作り出したジュエルと言っても過言ではありません。 シンプルなローズゴールドの枠ですが、小さな金の粒を1つ1つ丁寧にロウ付けをして作成され、そのすべてがもちろん手作業になり、その光の影のコントラストが美しいです。 小さくともブラック&ホワイトのメリハリがあり、 可愛らしさもありながら、 紳士的なカッコ良さもあるブローチです。 この子の里親様を募集中です。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違いますのであらかじめ上に記載のサイズをご確認下さい。 ※ 100年以上前の古いお品物ですので、現行品の様な完璧な物をお求めになりたい方はお控え頂きたく存じます。m(_ _)m アンティーク品特有の風合いとして感じていただける方のご購入をお願い致しております。m(_ _)m ※ 銀行振込をご希望の方は mariaantiqueshop11017@gmail.com までご連絡ください。 お客様にはご不便をお掛けしてしまいますが、 しばらくの間ネットストア経由ではクレジットカードのみのご購入とさせて頂きます。