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カボションサファイア&ラピスラズリ ポストアールデコリング
¥180,000
時代 1930年代頃 素材 サファイア、ラピスラズリ、 18金 サイズ 13号 サファイアサイズ 約6.5mm フェイスサイズ 約10.5mm 重さ 5.4g 週末の特別なひと品は、アールデコの流れを汲みながら、その先へと進んでいった時代を映すポスト・アールデコのリングです。 中央に据えられているのは、カボションカットの淡いブルーサファイア。 透明感のある色調は、ラピスラズリの濃密な群青と絶妙なコントラストを作り、互いを引き立て合います。 ショルダーのラピスラズリは、幾何学的なシェイプに整えられていて、その直線的な構成がアールデコの美学を感じます。 しかし、全体のフォルムに目を移すと、硬質な幾何学性に縛られすぎず、どこか伸びやかで未来的な印象が漂っていますね。 これこそが、アールデコからポスト・アールデコへと移行する過程で見られる典型的なデザインです。 アールデコ期(1920~30年代)は直線・対称・幾何学を徹底していて、プラチナやホワイトゴールドにカラーストーンを規則的にセットするデザインが主流でした。しかし1930年代に入ってからは、時代背景の変化とともに、装飾が次第に力強さや量感を帯びていき、同時に新しい素材や色彩の組み合わせに挑戦する傾向が見られます。 このリングの厚みのあるシルエットや、カボションのふくらみを強調するセッティング、そして宝石を大きな面として見せるデザインは、まさにポスト・アールデコ的感性の現れといえますね。 また、この時期特有の立体感を重視した造形も、フラットでグラフィカルなアールデコのリングに比べて、この作品は金属部分が大ぶりに使われ、石座も厚みを持たせているため、指に着けたときにより立体的で彫刻的な印象を与えます。 その造形はやがて1940〜50年代の「オープンワーク」や「ボンブリング」へと発展していくのですが、このリングはまさに時代の狭間のひと品です。 一見すると風変わりな組み合わせに思えるサファイアとラピスラズリですが、この対比の妙が生むモダンな雰囲気は、現在の目で見てもな新鮮ですよね。 指に通すと、意外なほどすっきりと洗練された印象を放ちます。 大胆でありながら、時代を超えてスタイリッシュに映えるこのリングには、ポスト・アールデコの魅力が宿っています。 ※ サイズアップのお直し代を頂戴致します。 サイズ直しをご希望の方は、 オプション選択をお願い致します。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※ 100年程前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。サファイアは内包物はありますが、爽やかな輝きを楽しませてくれます。カケや目立つキズはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。
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フィリグリーダイヤモンドリング
¥120,000
時代 1910年頃 素材 ダイヤモンド、14金、プラチナ サイズ 3号 フェイス 18×11mm 重さ 3g 羽根のように広がる柔らかな透かし模様が印象的な、20世紀初頭のリングのご紹介です。 繊細な透かし彫り(フィリグリー)は、単なる装飾にとどまらず、光と影を巧みに取り込み、まるでふわりと浮かび上がる羽根のような軽やかさを感じさせるひと品です。 中央に据えられたダイヤモンドを囲むように、ミルグレインの粒がひとつひとつ打ち込まれていて、その細やかな仕事が光を柔らかく反射し、強い輝きというよりも繊細で気品あるきらめきを放ちます。 ミルグレインの技法は、まさにこの時代ならではの美意識を映し出すものです。 鋭さよりも優雅さ、華美さよりも上品さを重んじるエレガンスが漂っていますね。 また、透かし部分に刻まれた細工は機械的な冷たさが一切なく、手彫りならではの温もりを宿しています。 職人が一筋一筋に込めた手の跡が、100年以上の時を経てもなお息づいていて、その温かみが指先で確かに感じ取れるようです。 エドワーディアンやベルエポックのジュエリーが「優雅さの極み」と呼ばれる理由は、このように光を取り込みながら、柔らかさと品格を同時に表現している点にあります。 このリングもまた、指に纏えば、まるで羽根のように軽やかな優美さをまとわせてくれる特別な存在となるでしょう。 ※ サイズアップのお直し代を頂戴致します。 サイズ直しをご希望の方は、 オプション選択をお願い致します。 ただし、+5号以上のお直しは¥10000となりますので、+5号以上の方はご連絡下さい。金の高騰で工房でのお直し代も高騰しております。ご理解頂けますと幸いです。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※インクルージョンについて: オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン(内包物や不純物)が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。 ※ 100年以上前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドはルーペでのぞくと内包物はありますが、肉眼でみえるものではなく、瑞々しい輝きを楽しませてくれます。カケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 NW080725S025DE
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オールドヨーロピアンカットダイヤモンド スリーストーンリング
¥198,000
時代19世紀末頃 素材 ダイヤモンド、18金 サイズ 11号 フェイスサイズ 12 ダイヤモンドサイズ 約3.8.3.5.3.5mm 重さ3.7g 3石のオールドヨーロピアンカットダイヤモンドが縦に並んだスリーストーンリングのご紹介です。 シンプルな配置でありながら、アームに施された渦を巻くような曲線が全体に動きを与え、力強さと優美さを同時に感じさせます。 この曲線的なデザインはケルト文様を思わせる神秘的な雰囲気もあり、またアール・ヌーヴォーの有機的な息づかいも感じつつ、時代背景を考えると、アーツ&クラフツ運動の「手仕事を尊ぶ精神」も感じ取れるようで、まさに19世紀末から20世紀初頭の芸術運動が交差したデザインといえますね。 ショルダー部分に小さな透かしが施されていて、光と影がリングの中に生まれ、それが程よい抜け感を作っていてます。このようなディテールは、当時の量産的なジュエリーには見られない、工芸品としての格を物語っていますね。 この工夫によって、ボリュームのあるデザインでありながら重たさがなく、指に収まったときに軽やかさが生まれるのです。 ダイヤモンドは、オールドヨーロピアンカットならではの柔らかな輝き。キャンドルライトのもとでいっそう魅力を放つその光は、現代的なカットとは異なる温かみがあって、アンティークジュエリーならではの表情を楽しむことができます。 過去・現在・未来を象徴する三つの石とともに、装う人の物語を静かに見守ってくれそうですね。 お写真ですとダイヤモンドが白っぽく見えますが、本物は透明感のあるダイヤモンドです。 ※+5号からサイズのお直し代を頂戴致します。サイズ直しをご希望の方は下のオプションよりご選択下さい。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※インクルージョンについて: オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン(内包物や不純物)が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。 ※ 100年以上前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドはルーペでのぞくと内包物はありますが、肉眼でみえるものではなく、瑞々しい輝きを楽しませてくれます。カケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 SS050725-10
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オールドヨーロピアンカットダイヤモンド&ルビーのポストアールデコリング
¥125,000
時代 1930年代 素材 ダイヤモンド、ルビー、18金 サイズ 10号 フェイス幅 5.4mm フェイス高さ 約5mm ダイヤモンド 約3.5mm ルビーサイズ 約2.2mm 重さ 3g こちらは ポストアールデコ期(1930年代後半〜1940年代) に作られた、大変ユニークなデザインのリング。 アールデコの直線的で幾何学的なデザインを追求した時代を経て、その後のジュエリーには実験的な造形が生まれました。 こちらもまさにその移行期を象徴するもので、クラシカルな要素と大胆な造形美が共存しています。 中央には、柔らかな輝きを放つ オールドヨーロピアンカットダイヤモンド が、四角いフェイスの中にベゼルセットされています。オールドカットダイヤモンド特有の柔らかな煌めきが、角ばった枠に収められることで、キリリっとした存在感を放っているのです。そしてその両側には、ピンキッシュな色のルビーが並び、そのコントラストが視線を引きつけます。 ルビーを取り囲む部分には ミルグレインが施され、光を受けるたびに反射が生まれ、古典的な装飾の美しさと職人の技巧を感じ取ることができます。 また、リング全体の造形は高さがあり、堂々とした印象を与えつつも、ゴールドが薄作りであるため、見た目の重厚さに反して指にのせたときには軽やかで快適な着け心地です。 このようなデザインは量産的なものではなく、時代の過渡期だからこそ生まれた唯一無二の表情を持っています。 アールデコの直線美と、その後の時代の遊び心が同居して、同じものを探してもなかなか出会えない特別な存在といえるでしょう。 上から見るとクラシカルでありながら、実は独創的!堂々としていながら実は軽やか!そんな二面性を持つこのリングは、まさに「ポストアールデコ」という時代を象徴するひと品なのではないでしょうか。 唯一無二の個性を楽しみ、自分らしさを表現したい方にぜひ受け継いでいただきたいリングです。 ※ +5号以上のサイズ直しはお直し代を頂戴致します。 サイズ直しをご希望の方は、 オプション選択をお願い致します。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※インクルージョンについて: オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン(内包物や不純物)が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。 ※ 90年程前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドはルーペでのぞくと内包物はありますが、肉眼でみえるものではなく、瑞々しい輝きを楽しませてくれます。カケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 ANT080825dr53
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1875年 カボションカットガーネットのヴィクトリアンリング
¥100,000
時代 1875年 1838-1890の期間に使用されたVictoria 女王の横顔のDutyMarkがしっかり残ってます。 素材 ガーネット、18金 サイズ 16号 カボションサイズ 約6×5mm 重さ 2g シンプルな造形ながら、ヴィクトリア時代ならではの深みを漂わせるカボションガーネットリングのご紹介です。 このリングの魅力のひとつは、フルホールマークがしっかりと残っていることです。 1838年から1890年にかけて使われたビクトリア女王の横顔が鮮明に刻印されていて、こうしたフルホールマークの揃ったリングに出会えるのは近年ますます稀になってきています。 その希少性が、この小さな指輪に確かな重みを添えていますね。 中央にはカボションカットのガーネットがクローズドセッティングで収められていて、両脇には小さな球状の飾りが添えられています。 カット面のあるガーネットがキリリとした輝きを見せるのに対し、このカボションはぷるっとした果実を思わせる可愛らしさがあって、光を受けて透ける深紅は、どこか瑞々しさを感じさせます。 同じガーネットの赤でもカットによって表情が大きく変わることを、改めて実感させてくれるお品です。 19世紀のイギリスではガーネットは「真実の愛」「情熱」の象徴として人気があり、数多くのジュエリーに用いられました。 このリングもまた、当時の人々の憧れを映した存在で、小ぶりながらも美しさを放ち、身に着ける人の手元にしっとりと寄り添います。 なお、長い年月を経た証としてカボションの表面に小さな傷が見受けられます。 肉眼では目立たない程度ですが、アンティークに対しても完全さを求める方には不向きかもしれません。 しかし、その痕跡すらも、150年近くの時を共に過ごしてきた歴史の一部として、このリングにより一層の深みを与えているように思えます。 希少なフルホールマークと、果実のように艶やかなカボションガーネット。 小さな指輪に宿る確かな時代の物語を、是非お楽しみ頂きたいです。 ※サイズ直しは無料ですが、ホールマークの関係上、±2号までになります。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※ 150年前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ガーネットはキズはございますが、カケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 NW080825T88CGC
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オパール ファイブストーンヴィクトリアンリング
¥88,000
時代 19世紀後半頃 素材 オパール、18金 サイズ 10号 フェイスサイズ 約5.5mm オパールサイズ 約4.5mm 重さ 2.8g やわらかな光沢を帯びたアンティークらしいゴールドの地金に、5石のオパールを並べたヴィクトリアン時代のリングのご紹介です。 爪を高く立てず、石の輪郭に寄り添うように留められたシンプルなセッティングは、宝石そのものの美しさを引き立てつつ、まろやかな金の質感と自然に調和しています。 アンティックらしいゴールドの色味は、新しいジュエリーにはない落ち着きと温かみを添えています。 オパールの中に広がるのは、オーロラを思わせる揺らめきの光。 石ごとに異なる表情を見せながら、指先に移ろう季節や自然の情景を映し出してくれているかのようです。 ヴィクトリアン時代にはオパールがひときわ人気を集めました。神秘的な遊色効果は「希望」や「創造性」を象徴するとされたらしく、文学や芸術の中でもその魅力が語られてきたのです。 特に19世紀後半にはオーストラリアから上質なオパールが輸入され始め、その幻想的な輝きは多くの人々を魅了しました。 このリングには、そうした時代の空気がそのまま息づいていますね。 オパールとアンティークゴールドが織りなす静かな調和は、日常の仕草にそっと寄り添いながら、時を超えて愛される特別な存在感を放っています。 ※ サイズのお直し代を頂戴致します。 サイズ直しをご希望の方は、 オプション選択をお願い致します。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※ 100年以上前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。オパールはカケや目立つキズはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。
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ポストアールデコからタンクリングへの移行期に生まれた個性派リング
¥158,000
時代 1935年頃 素材 ダイヤモンド、18金 サイズ11号 フェイス幅 約12.7mm 高さ 約6.5mm 重さ 4.4g こちらのリングは、1930年代後半から40年代にかけての「ポストアールデコ期」に生まれたと考えられる大変ユニークなひと品です。 アールデコが黄金期を迎えた1920〜30年代前半、ジュエリーは幾何学的な直線や左右対称のデザイン、そしてプラチナとダイヤモンドや色石のコントラストを中心に「理知的な美しさ」を追求していました。しかし1930年代後半、世界情勢は戦争へと向かい、やがて第二次世界大戦が始まります。プラチナは軍需用に使われ、ジュエリーにはゴールドが多用されるようになり、デザインもそれまでの繊細さから一転して「力強さ」や「ボリューム感」を打ち出す方向へと変化していきました。 この流れの中で誕生したのが「タンクリング」と呼ばれるスタイルです。タンクとは戦車の意味で、その名の通り、頑強で重厚なフォルムが特徴です。 このリングはまさに、その移行期を象徴する作品といえます。 3石のオープンキュレットのオールドヨーロピアンカットダイヤモンドが光を柔らかく取り込み、まるで花びらのように、あるいは蝶が羽ばたくように並んでいます。その周囲を取り囲むのは、カルトゥーシュのように端がくるりと巻いた立体的な装飾。そこにはアールデコ的な左右対称の秩序がありながらも、量感のあるフォルムに進化している点に時代の変化を感じますね。 さらに下部には、星型のモチーフに包まれたダイヤモンドがセットされています。 全体を見ると、華奢な装飾ではなく「構造体」としての存在感を意識したデザインであることが伝わってきます。 まさにポストアールデコから次のデザインへと向かう時代の空気そのものを感じますがいかがでしょうか。 アールデコの理性的な美意識に、次の時代の力強さを予感させるリングですね。 ポストアールデコとは、単なるアールデコの名残ではなく、新しい時代の価値観を模索する過程で生まれた多様で個性的なデザインの時代だと思います。 このリングは、花や蝶のように自然を思わせる優美さと、その後へと続くタンクリングの力強さの両方を兼ね備えた、まさに「過渡期ならではの美」を宿した一点と言えるでしょう。 一見すると大ぶりでボリューム感のあるデザインですが、実際に身につけてみると驚くほど軽やかな着け心地です。地金は厚みのある塊ではなく、部分的に透かしを取り入れながら巧みに構築されていて、また全体も薄作りになっているため、見た目の迫力とは裏腹に、存在感を楽しみながらも、日常の中で軽やかにお使いいただけるのも、このリングの魅力のひとつだと思います。 ※ サイズアップのお直し代を頂戴致します。サイズ直しをご希望の方は、 オプション選択をお願い致します。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※インクルージョンについて: オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン(内包物や不純物)が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。 ※ 90年程前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドはルーペでのぞくと内包物はありますが、肉眼でみえるものではなく、瑞々しい輝きを楽しませてくれます。カケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 SS050725-7
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1914年 ダイヤモンド&ルビーのデイジーリング
¥100,000
時代 1914年 バーミンガム 素材 ルビー、ダイヤモンド、18金 サイズ 6.5号 フラワーサイズ 約6.6mm ダイヤモンドサイズ 約2.8mm 重さ 2.4g 1914年、イギリス・バーミンガムの刻印が残るデイジーリング。 ひと世紀以上の時を超えて今ここにあることを静かに物語っていますね。 中央には小さなダイヤモンドが、可憐な花の芯のように澄んだ光を放っています。注目すべきは、その周囲に広がる“花びら”の表現。 通常は小粒のストーンを散らして花の形を作るところ、このリングはあえてゴールドの空間を花弁に見立てています。ふっくらとした輪郭とぽっかりとした空洞が、光と影のコントラストを生み、その抜け感が光を柔らかく受け止め、角度によっては花びらの輪郭が影絵のよう浮かび上がるような、シンプルでありながら個性を強く感じさせる、とても珍しいデザインです! ショルダー部分には鮮やかなルビーが配され、金の落ち着いた色合いとの対比が美しい調和を生み出しています。 金色は深みのある落ち着いた色合いで、今のゴールドとは違い、長年の時を経たしっとりとした風合いが手元に温かさを添えていますね。 横顔のラインも優雅で、正面だけでなくどこから眺めても完成度の高さが感じられます。 1914年といえば第一次世界大戦の始まりの年。そんな時代に作られたこのリングは、ただの装飾品ではなく「時代を生き抜いた証」としての存在感をも帯びています。 アンティークならではの温もりを宿しながら、今なお日常に寄り添える落ち着いた華やかさを備えたひと品です。 指先にそっとのせれば、時を超えて届く職人の美意識と、100年以上の物語を感じていただけることでしょう。 ※+5号以上のサイズアップはお直し代を頂戴いたしますので下のオプションからお選び下さい。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※インクルージョンについて: オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン(内包物や不純物)が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。 ※ 100年以上前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンド、ルビーはルーペでのぞくと内包物はありますが、肉眼でみえるものではなく、瑞々しい輝きを楽しませてくれます。カケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 NW080825T93RC
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ターコイズ&ハーフパールヴィクトリアンリング
¥88,000
時代 19世紀後半頃 素材 ターコイズ、パール、15金 サイズ 11.5号 フェイスサイズ 幅 約6.6mm 重さ 3.1g 澄みわたる空をそのまま閉じ込めたようなブルーと、月の光を宿したハーフパール。二列に並んだストーンが生み出すコントラストは、シンプルでありながら目を引く存在感を放っています。 19世紀後半頃のヴィクトリアン時代のリングで、温かみのあるイエローゴールドが今のゴールドと違いしっとりとしていてこれも魅力の一つとなっています。 スクエアに近い台座部分に、ラウンドカットの小粒のターコイズとパールを交互ではなく上下に配置することで、直線的でモダンな印象を与えています。 通常ヴィクトリアンジュエリーにはスクロールや花模様などの装飾が施されることが多いのに対し、このリングは一切の装飾を省き、石そのものの色彩美だけで魅せているのが大きな特徴に思います。 ターコイズは「友情」や「旅のお守り」として、ハーフパールは「純粋さ」「愛情」を意味する石。二つの異なる意味をもつストーンが寄り添うように並んでいることで、絆や調和を表すデザインとして愛されたことがうかがえますね。 イエローゴールドの温かな輝きに寄り添う水色と白の調和は、まるで夏の空と白い雲のように軽やかで、そしてどこか永遠性を感じさせますよね。 控えめながらも確かな存在感を放つ、ヴィクトリアン時代の気品に満ちたひと品です。 ※サイズアップのお直しは有料となりますので下のオプションから選択して下さい。 ※ 100年以上前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ターコイズもパールもカケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 NW080825T88TPC
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オパール&オールドマインカットダイヤモンドアールヌーヴォーリング
¥85,000
時代 19世紀末頃 素材 オパール、ダイヤモンド、15金 サイズ 9号 オパールサイズ 約6.5×5mm ダイヤモンドサイズ 約3.5mm 重さ 1.8g オパール&オールドマインカットダイヤモンドのアールヌーヴォーリングのご紹介です。 センターの横長の楕円形のストーンは、まるで冬の空気を閉じ込めたようなオパール。乳白色の地の奥から、ブルーやグリーンの光がそっと浮かび上がり、静寂な美しさを放っています。 その両脇で寄り添うのは、オールドマインカットダイヤモンド。小さなテーブルと厚みあるシルエットが、アンティークならではの深いきらめきを生み出していて、ただ眺めているだけでも心が満たされていくのです。(これはアンティーク好きならば共感していただける事でしょう) 小さなテーブルと厚みのある四角身を帯びたフォルムを持つこのカットは、現代のブリリアントカットにはない奥行きを生み出し、柔らかな光をふくみながら深くきらめきます。 このリングの魅力は、石の美しさだけでなく、ショルダーからオパールやダイヤモンドを支えるデザインにもあります。まるで植物が伸び、石を抱きかかえているような力強い曲線があしらわれています。 正面からは端正でクラシカルな印象を与えますが、横顔にはアールヌーヴォーならではの有機的な流れが漂い、二つの表情をあわせ持つ奥深いデザインとなっているのです。 アールヌーヴォーは「自然と生命の賛美」をテーマに、19世紀末から20世紀初頭にかけて花開いた芸術様式です。その精神は、このリングのディテールにも息づいています。自然がもつしなやかさ、生命力、そして神秘性。それらを象徴するかのように、金のフォルムは大地のエネルギーを思わせ、そこに寄り添うオパールとダイヤモンドが調和する姿に小さなリングながらもうっとり。 冬の静けさを映しながら、内に秘めた輝きで見る人を惹きつけるオパール。そして時を超えて輝きを放ち続けるオールドマインカットダイヤモンド。二つの宝石が織りなすハーモニーを、ぜひ指先で感じていただきたいひと品です。 ※サイズ直しは、+5号以上はサイズ直し代を頂戴致します。下のオプションよりご選択下さい。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※インクルージョンについて: オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン(内包物や不純物)が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。 ※ 100年以上前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドはルーペでのぞくと内包物はありますが、肉眼でみえるものではなく、瑞々しい輝きを楽しませてくれます。カケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 NW080825T92ODC
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ローズカットダイヤモンドスターバーストヴィクトリアンリング
¥180,000
時代 19世紀後半頃 素材 ダイヤモンド、エナメル、14金 サイズ 19号 スターバースト21.5mm×15mm 重さ 4g センターダイヤモンド 約3.5mm 星が放つ輝きを閉じ込めたような、ヴィクトリアン後期のスターバーストデザインリングのご紹介です。 ローズカットダイヤモンドがセットされ、深いブルーエナメルとゴールドのコントラストが夜空に浮かぶ星々を思わせてくれています。 通常ローズカットは柔らかな反射を楽しむものですが、このリングでは中央の石が、まるでオープンキュレットをもつオールドマインカットのように見える不思議な効果を放っています。 一般的にローズカットは「平らな底面+ドーム状のファセット」という構造なので、オープンキュレットを持つことはありません。それなのに「まるでキュレットに穴が空いているように見える」というのは本当にユニークです! もし台座に小さな穴を開け、その真上に石をセットすれば、上から覗いたときに“空洞=キュレット”のように見える効果が出ます。それが職人の意図的なデザインであれば、非常に珍しい試みで「ローズカットとオールドマインの間をつなぐような実験的セッティング」とも解釈できます。笑 ただし、裏側が完全に閉じられている以上、当時の職人の本当の意図はわかりません。光の加減や金属の反射が偶然そう見せている可能性も否定できません。 でも、そこがまさにアンティークの面白さだと思います。現代のジュエリーのように「理屈で説明できる正解」があるのではなく、謎めいた技法や遊び心が込められていて、それを「なぜだろう?」と想像する。そのミステリーそのものが、このリングの唯一無二の物語になっているのだと思います。 ヴィクトリアン後期は天体観測や科学の進歩が人々の関心を集め、星や月、彗星といった宇宙のモチーフがジュエリーに盛んに取り入れられた時代でした。スターバーストは未知なる世界への憧れと夢を託したデザインなのです。 サイズ感もしっかりしていて、存在感もたっぷりで、ロマンチックなだけでなく、指にのせたときにキリッとしたかっこよさを感じられるのも大きな魅力ですね。 指先に纏えば、当時の人々が星に寄せた祈りやロマンをいまに伝えてくれます。 アンティークならではの職人技と時代の美意識、そして小さな謎をも宿すリングは夜空の輝きをそのまま閉じ込めたような、特別なひと品です。 ※サイズ直しは無料です。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※インクルージョンについて: オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン(内包物や不純物)が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。 ※ 100年以上前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドはルーペでのぞくと内包物はありますが、肉眼でみえるものではなく、瑞々しい輝きを楽しませてくれます。カケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 NW080825V085ED
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サファイア、ルビー、ダイヤモンド トリコロールカラーシャムロックリング
¥139,800
時代 20世紀初頭頃 バーミンガム 素材 ルビー、サファイア、ダイヤモンド、パール、18金 サイズ 11号 シャムロックサイズ 約6mm ストーンサイズ 約2.8mm 重さ 2.6g 小さな三つ葉-シャムロックを象ったトリコロールカラーが目を惹くアンティークリングです。 ダイヤモンド、サファイア、ルビーの3石で、色のコントラストがはっきりとした配列は、三つ葉の一枚一枚を宝石で表現するという遊び心に満ちていますね。 3石を結ぶように流れる細いゴールドラインは、まるでそよ風に揺れる茎を模したかのように柔らかく描かれ、全体に軽やかな動きを与えています。 ショルダーにはナチュラルハーフパールが左右にセットされ、硬質な宝石の光に柔らかな白い光を添えて優しげな雰囲気を宿しています。 シャムロック(shamrock)はアイルランドの象徴で、古くから「希望・信仰・愛」の三位一体を表しています。 四つ葉のクローバーが“稀少な幸運”を示すのに対し、三つ葉のシャムロックは日々の守りを表すモチーフとしてジュエリーにも度々用いられてきました。 19世紀中頃から末にかけてのヴィクトリアン期は植物モチーフが好まれ、さらに19世紀後半のケルト・リヴァイヴァルによってアイルランド由来のモチーフなどが再び注目を浴び、シャムロックを含むモチーフは広く作られました。 こうした小さなパーツの組み合わせは、一見こぢんまりしていながらも職人の手仕事を感じさせる細やかな仕事ぶりが魅力に感じます。 全体としては、普段使いに馴染む控えめなサイズ感と、身に着ける人の手元にそっと寄り添って、小さな幸運を連れてくるお守りのような魅力を持つリングです。 デイリーに愛用するジュエリーとしてもおすすめいたします。 ※ +3号以上〜よりサイズアップのお直し代を頂戴致します。下のオプションよりお選びください。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※インクルージョンについて: オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン(内包物や不純物)が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。 ※ 100年程前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドはルーペでのぞくと内包物はありますが、肉眼でみえるものではなく、瑞々しい輝きを楽しませてくれます。カケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 NW080725S053S
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オールドヨーロピアンカットダイヤモンド&エメラルドのトワエモワリング
¥158,000
時代 20世紀初頭 素材 エメラルド、ダイヤモンド、 18金 サイズ 12.5号 ダイヤモンドサイズ 約4mm エメラルドサイズ 約3.5mm 重さ 2.7g オールドヨーロピアンカットダイヤモンドとエメラルドが寄り添うように並ぶ、アンティークのトワエモアリング。2石はいずれもコレットセッティングで留められ、左右から一直線に伸びるアームに抱かれています。 アームには小さな球体の装飾も施されていて、どこかモダンで遊び心のある表情を添えています。 「トワエモア(Toi et Moi=あなたと私)」のリングは、ふたりの絆を象徴するジュエリーとして19世紀末から20世紀にかけて人気を集めました。数多くのバリエーションがありますが、エメラルドとダイヤモンドのコンビネーションは意外と少なく、出会える機会の限られた組み合わせです。 こちらに使われているエメラルドは、深みの中に生き生きとした鮮やかさを湛えた美しいグリーンで、光の入り方では、生命力を宿したかのような輝きを放ってくれます。 時代的には20世紀初頭頃、エドワーディアンの優美さを残しつつ、アールデコの新しい息吹を感じさせる斬新さも漂う時代のお品と考えられます。優雅さと個性を併せ持ち、アンティークならではの唯一無二の美しさを楽しめる、大変魅力的なトワエモアリングです。 ※サイズ直しは無料です。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※インクルージョンについて: オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン(内包物や不純物)が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。 ※ 100年程前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドもエメラルドもルーペでのぞくと内包物はありますが、肉眼でみえるものではなく、瑞々しい輝きを楽しませてくれます。カケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 FW140125-180
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ターコイズ&オールドカットダイヤモンドヴィクトリアンクラスターリング
¥120,000
時代 19世紀後半頃 素材 ダイヤモンド、ターコイズ、18金 サイズ 16号 フェイスサイズ 約8.8mm ターコイズ 約3.5mm 重さ 3.1g 澄み切ったスカイブルーのターコイズを中央に配し、その周囲をオールドカットダイヤモンドが囲む、ヴィクトリアン期のクラスターリング。 中央のターコイズはカボションカットならではの柔らかな艶めきを放ち、時代を経てもなお変わらぬ存在感を示しています。 その周りを取り巻くダイヤモンドは、テーブル面が小さく、オープンキュレットを持つオールドカットダイヤモンド。現代のブリリアントカットのように均整のとれた煌めきではなく、まるで原石をそのまま光にかざしたような、重厚で深みのある輝きを放ちます。 ひとつひとつのダイヤモンドが生きているかのように個性的で、その渋さこそがアンティークならではの魅力です。 シンプルなアームには一切の装飾が施されておらず、視線を集めるのはあくまでも石そのもの。 だからこそ、ダイヤモンドの奥深い光とターコイズの鮮やかなブルーの対比が際立ち、指先に静かな迫力を宿します。 現代でもクラスターリングは作られていますが、このリングにはヴィクトリアンだからこその佇まいがあります。石のカットの違い、セッティングの仕立て、そして全体に漂う気品。わかる方にはすぐに感じていただける、当時の息遣いが宿ったひと品です。 「普通のクラスターリング」ではなく、「アンティークだからこそのクラスターリング」。それを実感いただける、ヴィクトリアンジュエリーです。 補足 お写真にもございますように、アームの側面に削り跡が見られます。これは過去に金の純度を確認するためのテスト跡、または、刻印の跡、あるいは修理や調整の際に残されたものと考えられます。 必要に応じて、その部分に金を継ぎ足し、表面を整える作業も可能でございます。ただ、個人的な見解としては、決して大きく目立つものではなく、このリングが100年以上の時を生き抜き、私たちのもとにたどり着いた「歴史の証」として捉えていただくのも素敵ではないかと思います。 どうしても気になる場合には、もちろんメンテナンスとしてお直しを承ることも可能です。ご購入時はこのままの状態でお迎えいただき、実際にお手にされた後で「やはり整えたい」と思われましたら、その際にご依頼くださっても問題ございません。 アンティークだからこそ残る痕跡を愛でるか、それとも現代的に整えるか――お客様のお好みに合わせてお選びいただければ幸いです。 ※サイズダウンのお直しは無料です。 サイズアップはお直し代を頂戴致します。下記のオプションよりサイズ直し代を選択して下さい。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※インクルージョンについて: オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン(内包物や不純物)が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。 ※ 100年以上前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドはルーペでのぞくと内包物やキズがありまが、瑞々しい輝きを楽しませてくれます。カケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 NW080825T87TRC
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サファイア&オールドカットダイヤモンドデイジーエドワーディアンリング
¥75,000
時代 20世紀初頭 素材 ダイヤモンド、サファイア、18金、プラチナ サイズ 8号 デイジーサイズ 7.5mm 重さ 2.2g 小さな花が咲いたような、可憐でありながらもどこか凛とした存在感を放つデイジーモチーフのリング。 中央にそっとセットされたブルーサファイアが、静かに澄んだ輝きを見せ、その周囲を取り巻くオールドカットダイヤモンドが、朝の優しい光ようにきらめきます。 花びらの縁にはミニグレインが丁寧に施され、まるで自然の息吹を閉じ込めたかのようですね。 アームは18カラットゴールドのしっかりとしたつくりでありながら、ショルダーにかけてほっそりと絞られたナイフエッジが軽やかさを演出しています。 まるで小花が指先に舞い降りたかのような雰囲気ですね。 サイズも小さめですからピンキーリングに仕立て直しても愛らしさが際立つ一本です。 可憐でありながら、アンティークならではの確かな技術と素材の良さが、さりげない日常の中で長く寄り添ってくれることでしょう。 ※ サイズアップのサイズのお直し代を頂戴致します。 サイズ直しをご希望の方は、 オプション選択をお願い致します。 サイズダウンは無料です。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※インクルージョンについて: オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン(内包物や不純物)が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。 ※ 100年以上前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドはルーペでのぞくと内包物はありますが、肉眼でみえるものではなく、瑞々しい輝きを楽しませてくれます。カケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 NW080825T75FCC
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エメラルドとオールドマインカットダイヤモンドのダブルバンドリング
¥120,000
SOLD OUT
時代 20世紀初頭頃 素材 エメラルド、ダイヤモンド、 18金 サイズ 19号 重さ 2.4g フェイス幅 7mm センターストーン 約2.8mm サイドストーン 約2.6mm ぎゅっと凝縮された美しさを宿す、19世紀後期~20世紀初頭のアンティークリング。 二段に並んだエメラルドとダイヤモンドが交互に並ぶ構成は、まるで音符のようにリズミカル。鮮やかなグリーンと、ふんわりとした優しい光を湛えるオープンキュレットのオールドマインカットダイヤモンドのコントラストが目を惹きます。 アンティークジュエリーの世界において、このデザインのリングはルビーやサファイアで作られたものを見かけることはあるものの、エメラルドを用いたものは非常に珍しい存在です。 その理由のひとつは、エメラルドという宝石の性質にあります。 エメラルドはモース硬度こそ高いものの、内包物(インクルージョン)が非常に多く、割れやすく繊細な石です。そのため、当時の職人にとっては加工の難しさがあり、さらに美しい色と透明度を持つ天然エメラルドは昔から非常に高価で、限られた裕福な層にしか届かない特別な宝石でもありました。 そんな背景を持ちながら、このリングでは5石のエメラルドが惜しみなく使われ、それを引き立てるかのようにオールドマインカット・ダイヤモンドがやさしく寄り添っています。 それぞれの宝石が小ぶりでありながらも存在感はしっかりと。 絶妙な高さでセッティングされていて、まるで一本のリングが指に優しく寄り添うように、二段のアーチを描く構造は、ヴィクトリアンからエドワーディアンへと移ろう時代のエレガンスを感じさせますね。 地金は温もりある18金イエローゴールド。なめらかなラインが指元を包み込み、手肌にしっとりとなじみますよ! 日常にほんの少しの華やぎを添えるアクセントとしてもおすすめです。 クラシカルでありながら、どこかモダンな雰囲気も漂うこのリング。過去から未来へと、宝石たちが物語を紡いでくれることでしょう。 ※ サイズのお直し代は無料です。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※インクルージョンについて: オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン(内包物や不純物)が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。 ※ 100年以上前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドもエメラルドもルーペでのぞくと内包物はありますが、肉眼でみえるものではなく、瑞々しい輝きを楽しませてくれます。カケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 FW230425-1312
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ターゲットリング アールデコ期のモダニティ
¥85,000
時代 アールデコ頃 素材 ダイヤモンド、18金、プラチナ サイズ 12号 ダイヤモンドサイズ 3mm フェイス幅7.1mm 重さ 1.9g 宙に浮くように、オールドヨーロピアンカットのダイヤモンドがセットされ、それを取り囲むように、プラチナの同心円状の輪が静かに広がり、印象的な「ターゲット」デザインが魅力的なひと品のご紹介です。 まるで目標を射抜くかのようなその形状から、“ターゲットリング”と呼ばれています。 このリングが生まれたのは、幾何学とモダニズムが台頭したアールデコ期(1920〜30年代)。 その当時、従来の花や蔓模様といった自然主義的な装飾が主流だったジュエリー界において、幾何学的で構築的なこのデザインはまさに前衛的な存在でした。 円というモチーフは、永遠を象徴します。加えて、ダイヤモンドを正確に囲む円は、「的(ターゲット)」のように目を惹きつけ、強い意志を感じさせますね。 現代のミニマルな美学にも通じるこのスタイルは、まさに時代を超えるタイムレスな魅力を持っているのではないでしょうか? さりげなく、でも力強く、静かな自信を指先に添えてくれるひと品です。 ※ サイズのお直し代を頂戴致します。 サイズ直しをご希望の方は、 オプション選択をお願い致します。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※インクルージョンについて: オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン(内包物や不純物)が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。 ※ 100年程前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドはルーペでのぞくと内包物はありますが、肉眼でみえるものではなく、瑞々しい輝きを楽しませてくれます。カケや目立つキズはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 FW020725-1027
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オールドカットダイヤモンドスリーストーンヴィクトリアンリング
¥88,000
時代 19世紀後半頃 素材 ダイヤモンド、18金 サイズ 15号 重さ 2.6g センターダイヤモンド約3.8mm サイドダイヤモンド約3.3mm まるで時の旅人のような、オープンキュレットのオールドカットダイヤモンドのスリーストーンリングのご紹介です。 過去・現在・未来を象徴するこの定番のスタイルに、アンティークならではの味わいが深く宿っているひと品。 ダイヤモンドは、今のブリリアントカットのような強い煌めきとは異なり、まるで地中から掘り出されたばかりの原石のような、素朴で力強い存在感を放ちます。 その少し暗めの光の中にこそ、アンティークならではの深い魅力があって、 透明感の「多さ」では測れない、天然石ならではのニュアンスのある美しさ、つまり、 時の積み重ねを纏った石たちだけが持っているオーラをこのダイヤモンドに感じます。 それぞれに物語を秘めているかのような。 リングのアームに施された美しい分岐や、宝石を包み込むように寄り添う爪のセッティングまでも構築的な美しさがあり、デザインの一部として溶け込んでいるのも魅力のひとつです。 華やかに主張するのではなく、静かに、でも確かに存在感を放つこのリング。 古いものを大切に想う気持ち、そして今、この時間を味わいながら共に未来へと進みならがらそっと寄り添ってくれるような存在です。 Instagramに動画がございます。 ※ サイズのお直し代を頂戴致します。 サイズ直しをご希望の方は、 オプション選択をお願い致します。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※インクルージョンについて: オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン(内包物や不純物)が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。 ※ 100年以上前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドは内包物はありますが、アンティークダイヤモンドらしい輝きを楽しませてくれます。カケや目立つキズはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 FW030625-305
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オールドマインカットダイヤモンドプラチナソリテールリング
¥120,000
時代 20世紀前半頃 素材 ダイヤモンド、プラチナ サイズ 13号(±3号) ダイヤモンドサイズ 約4.3×3.8mm 重さ 1.8g まるで小さなアールデコ建築のように、凛とした美しさを湛えたオールドマインカットダイヤモンドリング。 センターには、ころんとした四角みを帯びたオールドマインカットのダイヤモンドが輝きます。 現代のブリリアントカットとは一線を画す、柔らかくも奥行きのある煌めきを放ちます。 今週ご紹介しましたダイヤモンドよりは小粒ながら、堂々とした厚みと存在感があり、光を受けるたびに内側から静かに光を灯すような煌めきは、現代のダイヤモンドではけっして味わう事ができません。 どこかあどけなさを感じさせるフォルム。その不完全さがむしろ愛おしく、長い時を経てきた石だけが宿す、優しく温かな煌めきが魅力です。 厚みのあるプロポーションは手元でふっくらと存在感を放ち、どの角度から見ても豊かな表情を見せてくれますよ。 ショルダーには小さなダイヤモンドが埋め込まれ、繊細なミルグレイン装飾が施されています。横顔までもが美しいリングで、直線と曲線のバランスが絶妙に計算されています。 地金はプラチナ。時を超えてもなお気品を保ち続けるこの素材が、リング全体の空気感を一層引き締めていますね。 手に取るたびに、新しい物語がそっと立ち上がるような、さりげなくも特別なひと品です。 写真ですと白く写ってますが、実物は透明感のある美しいダイヤモンドです。 ※サイズのお直しは無料ですが、刻印の関係上±3号までです。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※インクルージョンについて: オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン(内包物や不純物)が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。 ※ 100年程前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドはルーペでのぞくと内包物はありますが、肉眼でみえるものではなく、瑞々しい輝きを楽しませてくれます。カケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 FW140525-1082
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4.8mmオールドヨーロピアンカット ダイヤモンドのソリテールリング
¥148,000
時代 20世紀前半頃 素材 ダイヤモンド、18金 サイズ 10号 ダイヤモンドサイズ 約4.8mm 重さ 1.8g 台座高さ 約4mm 内側から湧き上がるような、アンティークダイヤモンドならではのしっとりとした輝きを湛えた、オールドヨーロピアンカットのダイヤモンドソリテールリング。 その魅力を静かに際立たせるのは、潔いほどに装飾を排した、究極にシンプルなソリテールの佇まいです。 ダイヤモンドは、クラウンの高さをしっかりと残し、オープンキュレットを持つ美しいプロポーション。 光を受けて瞬くというよりは、どこか静けさの中でたたずむ水面のように、内側からじんわりと湧き上がるような艶やかさがあります。 これは近代のブリリアントカットとは異なる、アンティークダイヤモンド特有の味わい。光の強さというよりは、ニュアンス、奥行き、そして詩情が宿ります。 18金のアームは、クラシックなナイフエッジの形状。ショルダーにかけて絞られるように細くなっていて、ダイヤモンドへと自然に視線が導かれる設計です。 こうしたアームの形状は「ナイフエッジ・ショルダー」と呼ばれ、20世紀初頭のソリテールリングで好まれたスタイルでした。 このようなリングは、アンティークジュエリー初心者の方にもたいへんおすすめですよ。 というのも、1粒のソリテールは他のリングと組み合わせやすく、コーディネートの幅が非常に広いからです。 たとえば ・別のソリテールリングと合わせてトワエモア (Toi et Moi)風に ・カラーストーンやエタニティリングと重ねて現代的な表情に ・クラシックなバンドリングと合わせてスタックリングとして楽しむのも素敵です。 オールドヨーロピアンカットは、19世紀後半〜20世紀初頭にかけて主流だったカットです。 現代のように機械ではなく手作業でカットされていたため、一石一石が少しずつ異なる個性を持っています。カットの中に「人の手の痕跡」が見えることもまた、アンティークならではの美しさ。 ただの飾りではなく、時間と手仕事、そして石そのものの「物語」がそっと指に宿る── そんな感覚を、ぜひお楽しみください。 ※サイズのお直しは無料です。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※インクルージョンについて: オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン(内包物や不純物)が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。 ※ 100年程前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドはルーペでのぞくと内包物やキズはありますが、肉眼でみえるものではなく、瑞々しい輝きを楽しませてくれます。 カケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 FW230425-124
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5mmオールドヨーロピアンカットダイヤモンドソリテールリング
¥198,000
時代 20世紀前半頃 素材 ダイヤモンド、18金、プラチナ サイズ 13号 (お直し±2号まで) ダイヤモンドサイズ 約5mm 重さ 2.4g 台座高さ 約4.5mm まるで台座からこぼれ落ちそうなほど、たっぷりとした厚みと5mmという直径を誇る大粒のオールドヨーロピアンカットダイヤモンド。たったひと粒で手元に圧倒的な存在感と気品をもたらしてくれます。 セッティングは、クラシックなコレットセッティング。ダイヤモンド全体を縁でしっかりと包み込むことで、石の美しさを引き立てながらも、どこか守られているような安心感と洗練を感じさせます。このセッティングだからこそ叶う、ダイヤモンドのふっくらとした厚みが活きた横顔は、アンティークならではの醍醐味です。 現代のブリリアントカットにはない、どこか柔らかで深みのある輝き。 オールドヨーロピアンカットは、蝋燭の灯りのもとで最も美しく輝くように設計されたカットです。光を受けるたびに、きらきらと繊細なシンチレーション(煌めき)を放ち、まるで過去と現在の狭間で静かに息づいているかのようです。 シャンクは18金イエローゴールド、石座にはプラチナが用いられ、当時の職人技術と美意識が凝縮されています。プラチナの縁取りが、ダイヤモンドの透明感と奥行きをよりいっそう際立たせていますね。 このリングの内側には「20/2/60」の刻印が。おそらく1960年2月20日、大切な人に贈られた婚約の証だったのでしょう。当時すでに、眩しいほどに輝くモダン・ブリリアントカットが宝飾界の主流となっていました。そんな時代にあって、流行に惑わされず、あえて過去の美に魅せられたアンティークリングを選んだ二人。その選択に、私は深い共感を覚えます。 厚みのあるクラウン、手作業で整えられたファセット、わずかなオープンキュレット。現代の完璧さとは異なる、不揃いだからこそ心に残る美しさ。 オールドヨーロピアンカットは、蝋燭のような柔らかな灯りのもとで揺らめくように輝き、見るたびにどこか懐かしく、そして温かい気持ちにさせてくれます。 装飾を削ぎ落としたシンプルな構成だからこそ、100年以上の時を超えたアンティークダイヤモンド本来の魅力が、まっすぐに心に響きますね。 その輝きには、石の内側に宿る数万年の地球の記憶と、贈った人、贈られた人、そしていま、こうして新たな手元に迎えられたあなたの物語までもが、優しく溶け込んでいるのです。 ふっくらとした厚み、光を内に抱くような静かな輝き。そこには、かつてこのリングを愛した誰かの時間も、そっと封じ込められているかのようですね。 Instagramに動画がありますのでご覧下さい。 ※サイズ直しは無料ですが、刻印等の関係上、±2号までです。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※インクルージョンについて: オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン(内包物や不純物)が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。 ※ 100年程前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドはルーペでのぞくと内包物やキズはありますが、肉眼でみえるものではなく、瑞々しい輝きを楽しませてくれます。カケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。
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羽ばたくように!オールドマインカットダイヤモンドゴールドリング
¥88,000
時代 20世紀初頭 素材 ダイヤモンド、14金 サイズ 16号 ダイヤモンドサイズ 約3.5mm フェイス幅 約7.6mm 重さ 3.3g ひと目見た瞬間、心にふわりと舞い降りてくるような美しさを持ったリングは、まるで天使の羽根のように、優雅に波打つデザインが印象的なひと品です。 アームにはアカンサスの葉を思わせる植物文様がリズミカルに刻まれ、自然の躍動感と静けさが共存するかのよう。 滑らかなカーヴと立体的な絞りが織りなす造形は、まるで風に乗って羽ばたく一瞬をとらえたかのようで、どの角度から眺めてもうっとり。 アームの途中には、楕円形の小窓のような透かしがあしらわれています。この空間があることで、リング全体の印象が一層軽やかになり、装着時には指に溶け込むような心地よさを感じさせてくれます。 中央には、小粒ながらもみずみずしい輝きを放つ、オールドマインカットのダイヤモンドが一石。古い手仕事によってカットされたこのダイヤモンドは、現代のブリリアントカットとは異なる柔らかさと奥行きを持ち、静かな光の粒が瞬くような美しさを湛えています。 このダイヤモンドを支えるのは、すっと伸びた長い爪。その繊細な造形は単なる石留めの役割を超え、リング全体のデザインの一部として見事に調和しています。 まるで宝石をそっと抱き上げる指先のように、ダイヤを軽やかに持ち上げ、その存在感を際立たせています。 内側には「585」の刻印が見られます。これは一般的に14金(58.5%の純金含有)を示すもので、ドイツやスイス、オーストリアなどで使われていたものです。 もうひとつの楕円形の刻印は、どこかアイルランドの22金ホールマークに似た雰囲気もありますが、明確な読み取りはできず、メーカーズマーク(製造者の印)の可能性も含め、詳細は不明です。しかしながら、その確かでない部分にこそ、アンティークならではの浪漫が宿っています。 時を超え、手元に舞い降りたひとつの美しいかたち。 控えめでありながら、心に深く残る存在感。 このリングは、ただ身につけるだけで、日常の中にそっとリズミカルな光を添えてくれそうです。 ※サイズ直しは無料です。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※インクルージョンについて: オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン(内包物や不純物)が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。 ※ 100年程前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドはルーペでのぞくと内包物はありますが、肉眼でみえるものではなく、瑞々しい輝きを楽しませてくれます。カケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 FW140525-1043
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(18金)サードニクスカメオのヴィクトリアンリング
¥128,000
時代 1901年 バーミンガム 素材 18金、サードニクス サイズ 13号 (サイズ直し±1号のみ可能、無料) 重さ4.7g まるで遥か昔の神殿からそっと取り出されたかのような、神秘的な美しさを湛えたアンティークリング。 1901年、エドワード朝の幕開けとともに英国バーミンガム、18金の純度を保証するホールマークがしっかりと刻まれていて、その存在が語るのは確かな品質と、120年以上の歴史を静かに生きてきた証です。 リングの主役は、サードニクス(縞メノウ)のカメオ。四角いフェイスに美しく切り出されたこの石は、深いオレンジと白のコントラストを活かし、まるで光の中から浮かび上がるような女性像が彫り出されています。 カメオ細工において、サードニクスはとりわけ珍重される素材のひとつで、異なる色層をもつ天然石です。その構造を見極めながら、上層の白い部分だけを彫り出すことで、鮮やかな背景とのコントラストが生まれます。このリングに彫られているのは、ゆったりとしたドレープを纏い、静かに佇む一人の女性像。流れるようなシルエットと柔らかな表情には、古代ギリシャの女神やミューズを想い起させる気品と、時間の彼方から語りかけてくるような神秘性が宿っています。 石の層の厚みを見極めながら、職人の手によって一点一点丁寧に彫刻され、硬質で扱いの難しいサードニクスにこのような柔らかな線を与えるのですから、熟練の技術と芸術的なセンスが不可欠であった事がわかりますね。 因みにこのようなハードストーンカメオの制作は、19世紀から20世紀初頭にかけて、イタリアの職人によって盛んに行われ、英国はそれを輸入し、金細工と融合させる形でジュエリーに仕立てることが多くありました。精緻で立体的な表現を可能にするサードニクスカメオは、特に上流階級の間で人気を博し、教養と美意識の象徴とされたのです。 リングの構造もまた、この時代ならではの魅力を湛えています。アームは中央で絞られ、そこから繊細なカーブを描いて二股に分かれたショルダーへと続きます。その流れるようなラインと、先端の“くるん”とした装飾は、どこかギリシャ建築のコリント式柱頭を彷彿とさせ、装飾的でありながら洗練されたシルエットを保っています。全体としては一見控えめながら、眺めるたびに新たな美しさが立ち上がるような、知的で奥行きのあるデザインです。 女神のように静かに。 時を超えて今ここに辿り着いたこの小さな芸術作品が、持ち主の人生のなかで、また新たな物語を紡いでゆくことでしょう。 ※過去のお直しでしょうか?真円ではありません。ご承知おき下さい。 ※フルホールマークの関係上、サイズ直しは±1号までとなります。無料でさせて頂きます。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※ 100年以上前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 FW180325-33
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ヴィクトリアン ダブルロウ オールドカットダイヤモンドリング
¥280,000
時代 19世紀後半頃 素材 ダイヤモンド、18金 サイズ 12号 重さ 3.3g フェイス幅 約8.5mm ダイヤモンドサイズ 約 3.3mm. 3mm. 2.3mm オールドカットダイヤモンドが贅沢に2列に並ぶ、静かなる気品を纏ったヴィクトリアンのダブルロウリングのご紹介です。 19世紀後半の英国で流行したこのスタイルは、王侯貴族や上流階級の女性たちの指を彩り、社交界や晩餐会の華やかな場面で輝きを放っていた事でしょう。 このリングの魅力は、そのシンプルでありながら計算された美しさにあります。装飾を削ぎ落としたデザインが、オールドカットダイヤモンドの持つ本質的な輝きを引き立てています。 中央を走るゴールドのバーがダイヤモンドを静かに支え、その煌めきを際立たせることで、まるで宝石の帯が指を優雅に包み込むかのような錯覚を生み出します。 オールドカットダイヤモンドは、現代の機械的なカットとは異なり、一つ一つ職人の手作業で研磨されたもの。 完璧な均一性はなく、それぞれが個性を持ち、ゆらぎのある輝きを放ちます。ロウソクやガス灯のもとで揺らめく光を最大限に生かすよう計算されたこのカットは、まるでリング自体が生きているかのような温かみを感じさせます。 ひと粒ひと粒に宿る歴史や、手仕事ならではの味わい深さを指先で感じることができるのも、このリングならではの魅力です。 このようなリングを身に着けたのは、格式ある家庭の淑女や、文化と芸術を愛する女性たちだった事でしょう。 彼女たちは、装飾に頼らずとも本物の美しさを知り、時を超えて愛されるジュエリーを身につけることに誇りを持っていた事でしょう。 時を経てもなお、このダブルロウリングは、クラシカルな気品と穏やかな輝きを湛えています。 華美な装飾を必要とせず、オールドカットダイヤモンドそのものの魅力を堪能できるデザインは、シンプルでありながらも特別な存在感を放つもの。 静かな美しさを求める方にこそ、ぜひ手に取っていただきたいひと品です。 ※サイズ直しは無料です。 ※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。 ※インクルージョンについて: オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン(内包物や不純物)が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。 ※ 100年以上前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドはルーペでのぞくと内包物はありますが、肉眼でみえるものではなく、瑞々しい輝きを楽しませてくれます。目立つキズやカケはございません。 時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。 但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。 アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。 m(_ _)m ※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。 ※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。 FW191224-449