















カボションサファイア&ラピスラズリ ポストアールデコリング
¥180,000 税込
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時代 1930年代頃
素材 サファイア、ラピスラズリ、
18金
サイズ 13号
サファイアサイズ 約6.5mm
フェイスサイズ 約10.5mm
重さ 5.4g
週末の特別なひと品は、アールデコの流れを汲みながら、その先へと進んでいった時代を映すポスト・アールデコのリングです。
中央に据えられているのは、カボションカットの淡いブルーサファイア。
透明感のある色調は、ラピスラズリの濃密な群青と絶妙なコントラストを作り、互いを引き立て合います。
ショルダーのラピスラズリは、幾何学的なシェイプに整えられていて、その直線的な構成がアールデコの美学を感じます。
しかし、全体のフォルムに目を移すと、硬質な幾何学性に縛られすぎず、どこか伸びやかで未来的な印象が漂っていますね。
これこそが、アールデコからポスト・アールデコへと移行する過程で見られる典型的なデザインです。
アールデコ期(1920~30年代)は直線・対称・幾何学を徹底していて、プラチナやホワイトゴールドにカラーストーンを規則的にセットするデザインが主流でした。しかし1930年代に入ってからは、時代背景の変化とともに、装飾が次第に力強さや量感を帯びていき、同時に新しい素材や色彩の組み合わせに挑戦する傾向が見られます。
このリングの厚みのあるシルエットや、カボションのふくらみを強調するセッティング、そして宝石を大きな面として見せるデザインは、まさにポスト・アールデコ的感性の現れといえますね。
また、この時期特有の立体感を重視した造形も、フラットでグラフィカルなアールデコのリングに比べて、この作品は金属部分が大ぶりに使われ、石座も厚みを持たせているため、指に着けたときにより立体的で彫刻的な印象を与えます。
その造形はやがて1940〜50年代の「オープンワーク」や「ボンブリング」へと発展していくのですが、このリングはまさに時代の狭間のひと品です。
一見すると風変わりな組み合わせに思えるサファイアとラピスラズリですが、この対比の妙が生むモダンな雰囲気は、現在の目で見てもな新鮮ですよね。
指に通すと、意外なほどすっきりと洗練された印象を放ちます。
大胆でありながら、時代を超えてスタイリッシュに映えるこのリングには、ポスト・アールデコの魅力が宿っています。
※ サイズアップのお直し代を頂戴致します。
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※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。
※ 100年程前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。サファイアは内包物はありますが、爽やかな輝きを楽しませてくれます。カケや目立つキズはございません。
時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。
但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。
アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。
m(_ _)m
※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。
※当店の商品(アンティーク)は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。
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