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オールドマインカットダイヤモンド&エナメルリング

¥50 税込

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時代　1881年　バーミンガム
素材　ダイヤモンド、18kゴールド、エナメル
サイズ　11.5号

真っ暗な夜空に輝く星、そんな静けさの中に”美”を感じるように、こちらのリングにも似たようなものを感じる事ができます。

１５世紀後半から１９世紀末ぐらいまで、亡くなった方を追悼するメモリアルジュエリーとして、つまり、故人を偲び身に付ける物としてモーニングジュエリーがちょっとしたブームとなりました。
このリングのように一見それとわからないシンプルな物から、スカルをモチーフにしたもの、遺髪や写真を入れたものなど、色々なバリエーションがあります。

18kゴールドの地金にブラックエナメルを施し、トータル約0.4ctのオールドマインカットダイヤモンドを3石、ゴールドに縁取りされた正方形に象った所にセットし、色のメリハリの対比が美しいリングです。

横から見た時、ゴールドの部分がフルールドリスの模様となっており、正面だけでなく横から見ても素敵なひと品です。

煌びやかな華やかさはありませんが、シンプルでスッキリとしたデザインは140年前のものとは思えないモダンな息吹を感じますね。

シャンクにはIn Memory of Henry Hawking 23th March 1881. と刻印があります。

モーニングジュエリーは、日本人の感覚には馴染みがないと思いますが、ヨーロッパのジュエリー史は日本とはほど遠く、長く深いものがあります。モーニングジュエリーを見るときは日本の感覚を横に置き、視野を広げてヨーロッパの歴史やヨーロッパ人の感性や感覚を持ちながら、その時代の死生観をジュエリーや芸術の中にも表現した事を考えながら過去に生きていた人々へ思いを馳せて見て頂きたいと思います。

故人を偲ぶ気持ちが溢れているモーニングジュエリーって、私にはとてもロマンチックに感じるのです。