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デマントイドガーネットロシアンリング

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時代 1908年から1917年のロシア刻印
素材　デマントイドガーネット、
14kゴールド
サイズ　15号

デマントイドガーネット　3.5mm
フェイス　高さ約7mm 横幅10mm

デマントイドガーネットの木漏れ日のような美しい緑色がゴールドの地金に映えるロシアンリング。

数ある緑色の宝石の中でも、もっとも濃い緑色をもつのがガーネットだと思います。

1853年にロシアで発見された時、
その美しい輝きからグリーンダイヤモンドと思われていたそうです。
そのため、オランダ語で「ダイヤモンド」の意味である「デマント（Demant)」にちなみ、「デマントイド」と名付けられたそう。

直径3.5mmの小さなガーネットですが、目を惹くその存在感はやはりグリーンダイヤモンドと言われるほどであった事を納得するまでの印象的な色味だからでしょう。

飾り気のないアームの左右から中心に向けてのびる蔦のようなデザインに包み込まれるようにセットされたデマントイドはうっとりする美しさです。

アームの表側に1908年から1917年ロシアのオデッサを表す刻印があります。
数字の56は14kゴールドを意味します。

ロシア第一革命の3年後からロシア第二革命の間に作られた事を示す刻印のついたこちらのリング。

名門貴族ミハイル・ロマノフによって1613年に開かれたロマノフ朝は、
1917年3月、その歴史に幕を閉じました。約300年続いた王朝の最後の皇帝ニコライ2世。民衆が蜂起し皇帝の座を追われたのです。
以後、社会主義国家のソヴィエト連邦が建設されました。

正にその狭間の時代に製作され、生き残ったこちらのリング。

グリーンの閃光のような眩しい煌きも特別に感じてしまう美しいひと品です。

巡り巡って日本にやってきてくれたリング。胸が熱くなるのはアンティーク好きならわかって頂けますよね。笑