オレンジピールカットロードライトガーネットリング

SOLD OUT

時代　1900年頃
素材　ロードライトガーネット、
14kゴールド
サイズ　13号
ガーネットサイズ　約19mm×16mm
台座の高さ　約5mm
台座とガーネットを合わせた高さ
約　10mm

まるで柘榴の実を集めたようなガーネット（柘榴石）の見事なリング。

私も今まで見たことがないカッティングなのですが、実は世にも珍しいカッティングなのですよ。
オレンジを剥いた時に現れる果肉に似ている事から"オレンジピールカット"と言う名前がついてます。

こんなに大きなロードライトガーネットをこのようにカットするなんてすごい！としか言いようがありません。
表面は幾つものカボションカットのなだらかな曲線が続き、その光と影が織りなす妖艶な美しさ、石の奥底から立ち上がってくる炎のような光がまるで湧き起こる秘めた情熱の様です。
その反面プルンとした艶感がゼリーの様で、愛らしさもどことなく感じる事ができます。

ヴィクトリア女王が好きだった石とあって多くのガーネットジュエリーがヴィクトリアン時代に作られてきましたが、そのどれもが小さなガーネットを集めて作られたのものがほとんど。しかしこのように稀にハイソサエティ向けに特別に作られたハイジュエリーを見ることができ、こうして時を越え海を越え新しいオーナー様のお迎えを待っています。

もう一つ注目したいのがなんと中央には光線型の台座に小さな小さなオールドマインカットダイヤモンドが一番星の様にセットされているのです！
一見シンプルなリングですがなんて手の込んだつくりなのでしょう！石に埋め込む事ほどリスクの高い作業はないですよね。

台座はクローズドセッティング、横のドレープのようなゴールドの台座の優美な雰囲気もとても素敵です。

光のさし方で濃い赤、明るい赤に変化し、身に着けると、大粒の深い赤のがシンプルな服装でも彩りを与えてくれるとっておきの珍しいひと品です。