オールドマインカットダイヤモンドクラスターリング

SOLD OUT

時代　19世紀後半
素材　ダイヤモンド、14kゴールド、
シルバー
メインダイヤモンドサイズ　
約5mm×4.5mm
モチーフサイズ　約9mm×7.7mm
サイズ　10号



アンティークでよく見る普遍的なデザインでもあるクラスターリングは今現在のジュエリーでもよく見かけると思いますが、こちらの物は雫型になっていて、洗練された美しいデザインのヴィクトリアンリングです。

アンティークジュエリーならではのダイヤモンドのカッティングはいくつかあり、また好みもありますが、私が特に好きな物はこちらのリングの中央で煌めくカッティングでもあるオールドマインカットダイヤモンドです。

約5mm×4.5mmの楕円形のオールドマインカットダイヤモンドは細かく打たれたミルグレンが美しい枠にすっぽりとおさまり、カッティング面はシャープでダイヤモンドの中心部にまるで大きな穴が開いているように見える、真丸おめめは、オールドカットの特徴でもあるキュレットを大きくカットしていることによるもの。
アンティークのダイヤモンドの特徴がはっきり出ているとても美しいひと品です。

周りの小さなダイヤモンドはそれぞれ大小様々なサイズで、今では決して味わうこの出来ないノスタルジーな雰囲気を更に高めてくれています。
長い年月の分だけキズもあり、不揃いな形になってますがそれはあくまでもルーペでみた世界、肉眼ではその様子はわからないほどにそのシックな渋い輝きがメインのオールドマインカットダイヤモンドの煌きと相まって相乗効果を発揮しています。

プラチナが一般的に使われるようになる20世紀初頭以前のこちらのリングのもう一つの特徴は石を留めている部分がシルバーを使用していると言う事です。
台座はシルバー、アームはゴールドを使っている19世紀後半の典型的なタイプですね。

アームの何気ないデザインも横からのシルエットを華やかに見せてくれます。

オールドマインカットダイヤモンドの泉のように底から光が湧いてくるような深みのある輝きをお楽しみいただけるひと品です。

また、小ぶりだからと言って可愛いだけではない、経過した歳月の重みを愉しませてくれる、アンティークらしい存在感のあるリングです。

ダイヤモンドはカケや目立つキズはなく、透明感のある、無色のきれいな石です。


※ 写真と実物ではサイズ感が違いますのであらかじめ上に記載のサイズをご確認下さい。


※ 100年以上前の古いお品物ですので、現行品の様な完璧な物をお求めになりたい方はお控え頂きたく存じます。m(_ _)m
アンティーク品特有の風合いとして感じていただける方のご購入をお願い致しております。m(_ _)m