フルローズカットダイヤモンドターンオブザセンチュリーリング

SOLD OUT

時代　ターンオブザセンチュリー
素材　天然ダイヤモンド、15kゴールド
サイズ　15号
ダイヤモンドサイズ　約7.3mm×6mm
台座の高さ　約3.8mm

箔がひかれたフォイルバックでセットされ、ただ華やかさを競う現代のダイヤモンドにはない、慎ましい中にもダイナミックな奥行きのある輝きを楽しむことが出来る大粒のローズカットソリテールリング。

鋭角に切り出した大胆なローズカットのファセットがそれぞれ自由気ままに大きな輝きを放ち、デコラティブなアームの艶やかなゴールドの煌めきも美しく、しっかりとした個性を指先に主張していて、うっとりと見てしまいます。

宝石の裏が閉じられ、銀などを薄く伸ばした貴金属の箔を石の下に敷いたフォイルバック技法は電気のない時代に蝋燭の下でもダイヤモンドが美しく輝くよう工夫されたジョージアン（18世紀～19世紀前半）のジュエリーに見られる技法です。その事から考えますと、こちらのリングのダイヤモンドはアーリーヴィクトリアン期、そしてアームは19世紀後半から20世前半のターオブザセンチュリー期に作られたと推測します。

薔薇の蕾のようなその姿からローズカットと呼ばれるダイヤモンドは、ブリリアントカットの乱舞する輝きとは全く違い、またオールドマインカットなどのオールドカットダイヤモンドとも違う、
大きな輝きに虜になってしまう人も多くいます。

カット面の少ないローズカットは、その反射の少なさから天然石特有のインクルージョン(小さな結晶）がわかりやすい為、上質なダイヤモンドしかローズカットにしませんでした。
こちらのダイヤモンドもインクルージョンが見受けられますが、傷やヒビではございません。カケも目立つキズもない美しい子です。
インクルージョンは人間でいう指紋のようなものとお考え下さい。天然故の自然現象。
写真では透明感がわかりにくいですが、
ダイヤモンドの下に引かれた箔のコンディションも良く、そのおかげでクローズドセッティングにも関わらず瑞々しい透明感のある輝きを見せてくれるリングは
力強いクリアでシャープな煌めきをお愉しみ頂け、うっとりと眺めてしまうひと品です。

大粒でもこれ見よがしでないところが時の経過でまろやかな雰囲気になったアンティークならではの味わい深さと懐のふさかをグッと感じるリングです。
流れた歳月は、このリングに格別な表情を与えていますね。


※フォイルバックセッティングは、水や液体に濡らさない方がよろしいので、手洗いの際は外す事をオススメ致します。

※サイズのお直しは無料です。

※ 写真と実物ではサイズ感が違いますのであらかじめ上に記載のサイズをご確認下さい。

※ 100年以上前の古いお品物ですので、現行品の様な完璧な物をお求めになりたい方はお控え頂きたく存じます。m(_ _)m
アンティーク品特有の風合いとして感じていただける方のご購入をお願い致しております。m(_ _)m

※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。

※ 都内、都内近郊にお住まいの方はなるべくお手にとってご覧頂きたく、ご来店のご予約をお待ち致しております。