天然真珠ファイブストーンヴィクトリアンリング

SOLD OUT

時代　19世紀後半頃
素材　ナチュラルパール、18kゴールド
サイズ　17.5号
中央　約4.2mm
両隣　約3.8mm
両端　約3mm


華麗な彫刻を施した18kゴールドの台座に、パールを5粒連ねて、その全てに細やかなミルグレインを隙間なくリズミカルに施し、地金のゴールドとパールのシルキーなクリーム色のコントラストも鮮やかなナチュラルパールファイブストーンリングのご紹介です。

こちらのリングが作られた時代はまだ養殖パールは普及しておらず、天然の真珠しかありませんでした。

今とは違いパールはとってもとっても貴重な物だったのです。
なぜならば、海からの恵でもある真珠は危険を伴う海に潜って採取した偶然の産物なのです。

養殖真珠は外側が真珠層でその内部のほとんどが人工的な核できているのに対し、天然真珠は全体が真珠層でできているのです。その為、養殖真珠が最短で数ヶ月で出来上がるに対して、天然真珠は何十年何百年という歳月を経てじっくりじっくり海の中で生成されるものなのです。
この違いだけでもその希少な存在に頷ける事でしょう。

そんな貴重な天然真珠はあまりにも高価なものだったため、このリングの様に真珠を2つにカットしてジュエリーに用いられたのでした。

パールを注意深く見ますと、一粒一粒の色の微妙な違い(グレー系からクリーム系)があり、それによるグラデーションの美しさを楽しめます。また今の真珠にある完璧なまん丸な球体とは違う少し潰れた感じの型、そんなとこにも天然の一層の美しさが宿り、海や自然を感じさせてくれるのです。
こうした微妙な色や型はやはり天然パールならではですね。
いずれのパールも見事な艶があり、それぞれの色が共鳴した美しいリングです。

約150年程の遥かな年月を超えてきた事が信じられないほどに美しく、一見シンプルな存在だけれど、台座の彫金がクラシカルで、華やかなヴィクトリア時代の面影を感じさせる、その特別な輝きに、自分の手元に来た悦びを心から味わえる、わかる方にはわかって頂ける特別なひと品です。

※サイズのお直しは無料です。

※ 写真と実物ではサイズ感が違いますのであらかじめ上に記載のサイズをご確認下さい。

※ 150年程前の古いお品物ですが特に気になるダメージはございません。
地金には経年による小傷はございますが、特に気になる物ではございません。
ただし現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。
m(_ _)m