ダブルローズカットスペサルティンパイロープガーネットヴィクトリアンリング

SOLD OUT

時代　19世紀後半頃
素材　スペサルティンパイロープガーネット、18金
サイズ　17号
ガーネット　約4.7mm
台座高さ　約4mm

ガーネットほど種類やカラーが豊富で奥が深い宝石は他にはないかも！？
その歴史は古く、なんと紀元前の3000年にエジプトではすでにジュエリーとして使われていたといいます。

歴史も長いガーネットは様々な色があり、コレクションするには、最高の宝石かもしれないですね。

この度はあまり聞きなれない希少なガーネット、スペサルティンパイロープガーネットがバターカップの台座に恭しくセットされたリングのご紹介です。

文献によりますと、スペサルティンガーネットの発見地はその宝石名の根拠となっている南ドイツの小都市Spessart(ドイツ読みでシュペッサルト)と云われます（命名１８３２年）｡同じ仲間のパイロープガーネットの発見地もすぐ近くのチェコ･ボヘミア産ですから､数少ないヨーロッパ発のジェムの一つと言えますね。

そして本日ご紹介するガーネットはソーティング結果にもありますように、なんと更に希少なスペサルティンパイロープガーネット！スペサルティンパイロープガーネットは、パイロープにマンダリンガーネットに代表されるマンガンが含有され、このような微妙なピンク色になって、さらにレアーな宝石になっているのです。南ドイツのスペルサルティンちゃんとチェコのパイロープ君が地下奥深くて出会ったのかしら〜！！なんて想像するとなんともロマンチックですね。笑

18世紀ドイツの国民的文豪ゲーテは､無類のミネラルマニアとしても知られていますが、
旅行好きの彼が集めた鉱物コレクションは何と2万点余あったとか。
旅の唯一の移動手段だった馬車の荷台は､常に”貴重な”石ころで一杯だったようですよ。
そんなゲーテは一方で､行く旅先ごとに女性に恋してしまう恋多き男。
老いてもなお多感な75歳のゲーテが恋したのは､実に19歳の美少女ウルリケ･レベッツォー、彼が転地療養に訪れたボヘミア地方の保養地マリエンバートの少女でした｡
(すけべなおじいちゃん。)
プロポーズのしるしに彼女に贈ったのがガーネットというのですから、鉱物通のゲーテの事、普通のガーネットでなくきっと稀少なスペサルティンパイロープガーネットだったかもしれないですね。
因みに(もちろん)この恋も悲恋に終り､それが最晩年の傑作｢マリエンバートの哀歌｣という､はかなくも美しい散文詩になりました｡

前置きが長くてすみません。(･･;)
つい熱くなってしまいました。

軌道修正・・

さて、こちらのガーネットはなんとダブルローズカットになっていて、これから満開に咲く薔薇のような美しいジュエルがセットされています。

ショルダーのカルトューシュのデザインも凝っていて、希少なガーネットに相応しいつくりになっていて、どこからみても欠点の見つからない特別なひと品です。



※サイズのお直しは無料です。

※ 写真と実物ではサイズ感が違いますのであらかじめ上に記載のサイズをご確認下さい。

※ 100年以上前の古いお品になりますので、アンティーク品特有の擦れが見受けられますが、欠けや欠陥などはなく、状態はとても良好です。
但し現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。
m(_ _)m

※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。

※当店の商品（アンティーク）は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。