アールデコ透し彫り&ダイヤモンドのプラケートの4連パールチョーカーネックレス

SOLD OUT

時代　アールデコ期
素材　ダイヤモンド、真珠、プラチナ
メインダイヤモンド　約5.1mm
真珠　6.6mm珠
1連目
25+25 珠　
19＋19cm(プラケート、クラスプ含ず)
2連目
26+26珠　
20+20cm (プラケート、クラスプ含ず)
3連目
28+28珠
21+21cm (プラケート、クラスプ含めず)
4連目
30+30珠
23+23cm (プラケート、クラスプ含ず)

プラケートサイズ
約　縦39.5mm 横23.5mm

クラスプ　サイズ
約　縦22 横10


ロイヤルファミリーやハリウッドスターが着けているデコルテにぴったりと粒ぞろいの真珠が輝く、凛とした美しさにうっとりとしてしまう、4連チョーカーネックレスのご紹介です。

さて、アンティークにおいて天然真珠か養殖真珠かを見分けるのはそのジュエリーが作られた時代でおおよそ分かりますが、17世紀や18世紀の肖像画の人物が首にしている大粒で粒が揃っている真珠のネックレスは今では手に入れる事が困難で高額で美術館に展示されるレベルです。

日本には天然真珠であるかどうかを調べる機関がない為、曖昧な表示となり、購入者は迷ってしまいますよね。

一般的に1920年代頃から養殖真珠が普及し始めました。

こちらのネックレスももれなくその時代に当てはまり、真珠の一粒一粒のテリがしっとりと輝いています。
それもそのはず、当時の養殖は丁寧に時間をかけてゆっくりと海で育む為、天然真珠に引けを取らず、真珠層が厚く、こちらのネックレスのようにシルキーなテリ艶とクリームカラーが魅力的です。

真珠は全て同じサイズで、グラデーションになっておりません。

また真珠はオールノットと言って糸を使って真珠を通し、珠と珠の間に結び目を作り仕上げられていて、万が一、糸が切れたときに真珠の珠がなくなるのを防ぐことができ、また真珠の粒と粒があたらず傷みが少なくなるのがポイントです。
ノットがない物や間隔にばらつきがある物も多くある中で、こちらのノットは一粒づつ、同一間隔入っていてとても丁寧な作りになっている事がわかりますね。
ノットの丁寧さでこちらのネックレスの質の良さを感じます。

さて、こちらのネックレスの醍醐味は何と言っても優美なプラケート！
プラチナの透し彫りとダイヤモンド、ミルグレイン、サファイアの饗宴！

アールデコ特有の直線、表現の力点が平面におかれ、構成が対照的な幾何学パターンである事がスッキリしたクールな印象となっていますね。プラチナを透かし状に彫り抜いて、ダイヤモンドがセットされている全てのアウトラインには細密なミルグレインを打ち、中心のダイヤモンドはトランジション、透し彫りの直線ににすっぽりとセットされているのはオールドマインカットとローズカットが交互に、そしてボーダーの一周にはローズカットがセットされています。

トランジションカットって何？と聞き慣れないカッティングだわ？と思われる方もいらっしゃると思います。

オールドマイン→オールドヨーロピアン→ブリリアント、大まかに分けるとカットの進化はこのような流れとなるのですが、その過程には実はカット職人が新しいプロポーションにチャレンジした進化の過程のカッティングがあったのです。

何事もそうですが、新しい開発は1日で急に出来上がるものでなく、研究に研究を重ねて出来上がりますよね。

つまり当時の最先端カッティングといっても過言ではありません。

オールドヨーロピアンとの決定的な違いはキュレットにあります。オールドヨーロピアンはダイヤモンドを覗いた時に明にキュレットが切られた跡が"おめめ"のようにはっきりと見えると思いますが、ブリリアントカットへの移り変わりの過程においては、キュレットをほんの少し切り落とした物や全く切り落とさない物とあり、きっと職人さんが次なる新たなカッティングを探るべく色々試したのですね。

そう思いますと、改めて、オールド ヨーロピアン カットは、現代のブリリアントカットの最後のステップではなかったという事がわかってきますね！

その後さらにカットの進化が進み完全なプロポーションとされるブリリアントカットが登場するのですが、その前段階の物でもまだまだ一つ一つに個性があり面白いですね！今ではまず作らないカッティングでもあるトランジションカットは正に、カットの近代化！を感じるダイヤモンドのカッティングです。

アールデコの真髄をしみじみと感じる美しく華麗なひと品は、スーツやワンピースで正統派な雰囲気でコーデするのは勿論ですが、しっかりとした服装以外にもちょっとした素敵な雰囲気へのお出かけの時などにシャツとパンツスタイルでカジュアルに決めてもとっても素敵ですよ！

重なり合うダイヤモンドとミルグレインの輝き、アールデコデザインの斬新さが逸品のネックレスは50万円を切った非常にリーズナブルな価格でご提供させて頂きます。　

※ 写真と実物ではサイズ感が違いますのであらかじめ上に記載のサイズをご確認下さい。

※ 100年程前の古いお品になりますので、アンティーク品特有の擦れが見受けられますが、欠けや欠陥などはなく、状態はとても良好です。
但し現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。
m(_ _)m


※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。

※当店の商品（アンティーク）は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。