遥々と里帰りしたアコヤパールのクラスターリング

SOLD OUT

時代　1930年代頃
素材　真珠、14金
サイズ　11号
フェイスサイズ　約12mm
パールサイズ　約8mm
高さ　約9mm


今からおよそ100年前の日本の玄関口は、成田や羽田でもなく、横浜や神戸でした。

船が、日本と外国との往来の主流であったころ、横浜や神戸港は、その玄関口として、多くの渡航者が足を踏みおろした場所でもあります。

客船で来日する外国からのお客様をおもてなしするためにホテルやバーやレストランがオープンし、そこには多くの外国のお客様が行き交い華やかな光景だった事でしょう。

そして海外のVIPを魅了した物が今日ご紹介しますようなアコヤ真珠のジュエリーだったのです。

こちらのパールリングは約90年ほどの時を経て日本に里帰りしたひと品となります。

14kホワイトゴールドの地金に溶け込むように純白の艶々の美しい真珠がセットされ、取り巻きには小さなパールでクラスターをえがいた、とびきり魅力的なリングです。

こちらのリングの魅力は生まれたままの姿が宝石になってしまう真珠だけではなく、台座に施された透かしの細工や、一直線の爪の立ち上がり、そしてパールを支えている台座のデザイン、そのどれもが海外のお客様を意識して作られているようにも感じますね。

内側には日本らしく、富士山の刻印が押されています。

こちらのリング、果たして当時はどの位のお値段がしたのでしょうか？　一般庶民はまだ海外旅行が出来ない時代に日本という東洋の国にいらした海外の方々、当然高級志向の方々を魅了させるだけの価値のある物を販売していたに違いありません。

どんな夫人がこのリングを購入し、このリングと共にまた船に乗って国に帰ったのでしょう。

そして再び日本の地に舞い降りてきたまるで天使のようなパールリング。

日本からの思い出の品として大切に大切にされてきたのでしょう、パール表面に傷などほとんどなく、とてもきれいな状態で残っています。他にも特に気になるダメージのない、とてもきれいな状態です。

こちらのリングのストーリーを受け継いで頂ける方を募集中です。

※ サイズダウンのお直しは別途¥4500、
サイズアップのお直しは別途¥5500
＋5号以上、つまり、16号以上へのご変更は別途¥6500
頂戴致します。
サイズ直しをご希望の方は、
サイズ直し代を含めた価格に変更致しますのでご購入前にmariaantiqueshop11017@gmail.com までご連絡下さい。

※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。

※ 90年程前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。欠けや欠陥などはなく、全体的にみて状態はとても良好です。
但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。
アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。
m(_ _)m


※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。

※当店の商品（アンティーク）は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。