ベルエポックフィリグリーダイヤモンドリング

SOLD OUT

時代20世紀初頭ベルエポック
(フランスと思われる)
素材　ダイヤモンド、18金、プラチナ
サイズ　15号より少し小さい
フェイスサイズ　16mm×9.3mm
重さ　2.6g

20世紀初頭のベルエポック時代に作られたこのリングは、その時代の優美さと華やかさを感じる事ができます。

ベルエポック時代は、フランス語で「美しい時代」を意味するのですが、具体的に1880年代から第一次世界大戦が始まる1914年までの期間を指します。この時代は、平和と繁栄、芸術と文化が花開いた時期で、ジュエリーもその影響を強く受けました。

プラチナで作られたフェイスは、中央にセットされた小さなシングルカットダイヤモンドから放射線状に透し彫りが施され、まるで扇のように広がり、その先にはローズカットダイヤモンドが8石セットされ、夜空に散りばめられた星々のように美しい煌めきを放ちます。
フェイスのデザインは波打つように優雅に仕上げられ、長方形のフォルムが全体のバランスを取っています。この波打つデザインは、静けさと動きが調和した美しさを演出して、見る者の心を引きつけるのではないでしょうか？

さらに、フェイスには細かいミルグレインが施されており、この繊細な装飾がリング全体に一層のエレガンスを加えています。ミルグレインは、ジュエリーの縁に細かいビーズ状の模様を施す技法で、ベルエポック時代のジュエリーによく見られる特徴の一つです。この技法により、石の大きさや数だけでは表現できない、繊細で高貴な美しさが強調されるのですね。

ベルエポック時代のジュエリーは、その時代の文化的背景を反映した華やかで芸術性の高いデザインが特徴です。この時期のジュエリーは、アール・ヌーヴォーの影響を受け、自然界からインスピレーションを得た有機的なデザインが多く見られます。また、技術の進歩により、新しいカット技法や素材が取り入れられ、ジュエリーのデザインに革新がもたらされました。
このリングは、そんなベルエポック時代のジュエリーの特徴を取り入れていますね。

このリングは、石の大きさで価値を測るものではありません。その繊細なデザインと優美な美しさは、時代を超えて愛され続ける魅力があります。このリングの真の価値を理解していただける方に出会えたら、とてもとても幸せです。

※サイズのお直しは無料です。

※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。

※インクルージョンについて:
オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン（内包物や不純物）が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。


※ 100年程前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドはカケはございません。
時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。
但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。
アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。
m(_ _)m


※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。

※当店の商品（アンティーク）は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。

ARGS061424-2