アンティークダイヤモンド＆ブリリアントカットダイヤモンドポストアールデコナベットリング

SOLD OUT

時代　1935年頃
素材　ダイヤモンド、12金
サイズ　13.5号
フェイスサイズ　22×12.5mm
重さ　4.6g
センターダイヤモンドサイズ
約　3.5mm

このエレガントなナベットシェイプのアンティークリングは、ポストアールデコ時代（1930年代）の洗練された美意識の影響を映し出したひと品だと思います。

そのフェイスデザインは、幾何学的な精密さと流れるようなラインが特徴で、どこか日本美術や自然を想わせる独特の雰囲気をまとっています。

特に波や風を思わせるモチーフは、静かな動きを感じさせ、見る者を惹きつけます。まるで日本の伝統工芸に見られるような静かな動きを感じさせるデザインとなっているように感じますね。
また、ナベットシェイプの形状自体も、扇や葉など日本美術における自然のモチーフを想わせますね。
当時のヨーロッパの人々が東洋の美に美しさを感じていた事がこのリングを通してうかがえます。

リングの中心には、四角味を帯びたオープンキュレットのオールドマインカットダイヤモンドが輝き、その周囲をブリリアントカットダイヤモンドが散りばめられ(その内の2石はオープンキュレットのオールドヨーロピアンカットダイヤモンド)が取り囲んでいます。このブリリアントカットの使用が示すように、時代はアールデコからモダニズムへの移行期。
新旧の技術が巧みに融合され、西洋の幾何学的デザインと日本美術の影響を受けた流れるようなラインが見事に調和しているように思います。

また、フェイス全体を縁取るミルグレインの技法が、このリングをさらに引き立てています。この微細な粒状の装飾は、リング全体に優雅さをもたらし、職人の高度な技術とセンスを物語っています。ミルグレインは細やかで、リングの縁を繊細に彩り、ダイヤモンドに輝きと華やかさ加えていますね。

素材であるイエローゴールドは、ダイヤモンドの透明感と絶妙に調和し、モダンでありながらタイムレスな魅力を持つリングに仕上げています。

このリングのデザインは、ポストアールデコ期特有の西洋と東洋の美的感覚の融合を感じ、歴史的背景を知れば知るほどその魅力が深まってきますね。

このリングは、所有者にその時代の物語を語りかけます。その優美さと細部へのこだわりは、日常を彩るだけでなく、特別な瞬間を永遠のものにしてくれるでしょう。

※ サイズのお直しは無料です。

※ 写真と実物ではサイズ感が違います。あらかじめ上に記載のサイズを必ずご確認下さい。

※インクルージョンについて:
オールドカットダイヤモンドは、モダンなブリリアントカットに比べて、内部のインクルージョン（内包物や不純物）が目立ちやすいです。しかし、この特徴もまた、個々のダイヤモンドの個性として受け入れられておりますので、初めての方はご理解を頂ければ幸いです。


※ 90年程前の古いお品になりますので、経年によるアンティーク品特有の微小なスレなどルーペで見てわかる程度にございます。ダイヤモンドはルーペでのぞくと内包物はありますが、肉眼でみえるものではなく、瑞々しい輝きを楽しませてくれます。カケはございません。ルーペでしっかり確認済みです。
時代を考えても全体的にみて状態はとても良好です。
但しアンティークのお品であることをご理解のうえご注文お願いいたします。
アンティーク品に対して現行品の様な無傷で完璧な物をお求めになりたい方はアンティークジュエリーのご購入をお控え頂きたく存じます。
m(_ _)m


※ 初めての方のお取り置きは致しておりませんのでご了承下さいませ。

※当店の商品（アンティーク）は、新しく作られる量産品と異なり、経年変化によるキズ、変色、汚れなどは欠陥にあたりません。また、アンティークの年代や素材の純度等は、ディーラーからの情報、デザイン、素材、構造、刻印等から推測されたものであり、あくまでも目安としてお考え下さい。

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